リリース
オブジェクト指向プログラミングの本から、なぜかリリース方面に盛り上がっていた話を読んだ。
いまの会社、リリースを速くしようという圧はかけられているけど、さすがに最重要とまではいわれてなかったと思う。
頻繁に小さくリリースしてくのがいいよね、というのは Timothy Fitz さんが IMVU にいたころに Continuous Deployment (2009) と呼んでいる。Martin Fowler さんが Continuos Delivery (2013) と呼んでいるのは、Continuous Deployment に似てるけど、やや穏やかで
Continuous Deployment means that every change goes through the pipeline and automatically gets put into production, resulting in many production deployments every day. Continuous Delivery just means that you are able to do frequent deployments but may choose not to do it, usually due to businesses preferring a slower rate of deployment.
らしい。ちなみに、Bliki のページは2013年だけど Martin Fowler’s Signature Series の (著者ではないよ) “Continuous Delivery” という本がでたのは2010年です。
会社でここらへんの言い出しっぺだった偉い人は、製造業の話になぞらえて「リリースされていないコードは在庫である」というようなことを書いていた。貴重な時間を投資して実装したのに、お客様にとどいてないとは何事かという。変更がたまると次のリリースのリスクがあがる、という点はうまくとらえられていないけど、プログラミング感がないひとでもだめさが伝わりやすいという点では良い例えだと思う。
こういう社内の歴史は結構おもしろいけど、適当にコピペしたりするとクビになってしまうので、Amazon Web Services 方面からうまいこと公開されないかなあと期待している。